第十号

しんぢつの心月日がみさだめて 天よりわたすあたゑなるのわ 10-1

 

一寸したる事とハさらにをもうなよ 天よりふかいをもハくがある 10-2

 

このはなしどふゆう事であろうなら からてんぢくも心すまして 10-3

 

この心どふしてすます事ならば  月日とびでゝあゝちこゝちと 10-4

 

たん/\と月日たいない入こんで  ぢうよぢざいをしてかゝるでな 10-5

 

したるならなんぼからよとゆうたとて  にほんのものにこれハかなわん 10-6

 

にち/\にみえるところでとくしんせ  なんどきどんなはなしきくやら 10-7

 

どのよふなはなしきいてもさきいより これわ月日のはなしなるのや 10-8

 

これからハにほんのものハたん/\と 月日ひきたてこれをみていよ10-9

 

なにもかもどのよな事もみなをしへ しらん事をハないよふにする 10-10

 

にほんにハはしらをたてた事ならば やまずしなすによハりなきよに 10-11

 

いまゝでハからやとゆうてはびかりて まゝにしていたこんどかやしを 10-12

 

このはなしたれにどふせとゆうでなし 月日とびでゝまゝにするなり 10-13

 

これまでも月日をしらんものハない なれとほんもとしりたものなし 10-14

 

 このたびハどのよな事もしんぢつを ゆうてきかしてたすけいそぐで 10-15

 

このひがらいつころなるとゆうならば たあのしゆりをしまいしだいに 10-16

 

それからハなにかめづらしみちになる つとめのにんぢうみなよりてくる 10-17

 

たん/\とにち/\心いさむでな なんとやまとハゑらいほうねん 10-18

 

にち/\にはやくつとめをせきこめよ いかなるなんもみなのがれるで 10-19

 

とのよふなむつかしくなやまいでも つとめ一ぢよてもなたすけるで 10-20

 

つとめてもでふゆうつとめするならば かんろふだいのつとめいちゞよ 10-21

 

このたいをどふゆう事にをもうかな これにほんのをやであるぞや 10-22

 

これさいかまことしんぢつをもうなら 月日みハけてみなひきうける 10-23

 

月日よりひきうけするとゆうからわ せんに一つもちがう事なし 10-24

 

このはなしどふゆう事にきいている かんろふだいのつとめなるのわ 10-25

 

一寸したるつとめなるとハをもうなよ 三十六人にんがほしいで 10-26

 

そのうちになりものいれて十九人 かぐらづとめの人ぢうほしいで 10-27

 

しんぢつに心さだめてしやんせよ とりつぎの人しかとたむで 10-28

 

このだいをこしらゑよてたん/\に 月日人ぢうもよふするなり 10-29

 

人ぢうがしかとよりたる事ならば そのまゝだいもでける事やで 10-30

 

このみちハどふゆう事であるならば 月日つとめのてゑをふしへて 10-31

 

それよりも月日一れつせかゑぢう つれてゞたならひとりでけるで 10-32

 

これさいかたしかにでけた事ならば 月〃つとめちがう事なし 10-33

 

つとめさえちがハんようになあたなら 天のあたゑもちがう事なし 10-34

 

このみちハまことしんぢつむつかし みちであるぞやみなしやんせよ 10-35

 

この人ぢうどこのあるやらしろまいな 月日みわけてみなひきよせる 10-36

 

どのよふなところのものとゆうたとて 月日ぢうよふしてみるでな 10-37

 

だん/\と人ぢうそろふたそのゆへで しんぢつをみてやくわりをする 10-38

 

やくハりもどふゆう事であるならば かぐら十人あといなりもの 10-39

 

それさいかはやくしいかりそろうたら どんな事でもでけん事なし 10-40

 

けふからハだん/\もんくかハるでな いまゝで知らん事ばかりいう 10-41

 

いまゝでもどのよなみちもあるけれど 月日をしへん事わないぞや 10-42

 

月日よりたいてへなにもだん/\と をしゑてきたる事であれども 10-43

 

このたびハまたそのゆへのしらん事 なにもしんぢつみなゆてきかす 10-44

 

これまでハからやとゆうてはびかりた これも月日がをしへきたるで 10-45

 

このたびハ月日元ゑとたちかえり 木のねしいかりみなあらわハすで 10-46

 

このよふの元をしいかりしたるもの どこのものでもさらにあるまい 10-47

 

しんぢつにこの元さいかしかりと しりたるならばどこいいたとて 10-48

 

このはなしなんとをもふてきている これとりつぎにしこみたいのや 10-49

 

どのよふな事を月日のをもうにハ にんけんもとをこれでかゑぢうへ 10-50

 

はや/\とこのしんちつを一れつに しらしたるならはなしハかるで 10-51

 

いかほどにはなしをといてきかしても もとをしらしてをかん事にハ 10-52

 

もとさいかしいかりゆうてをいたなら なにをゆてもみなきゝハける 10-53

 

このよふのぢいと天とハぢつのをや それよりでかたにんけである 10-54

 

これからハからもにほんもしらん事 ばかりゆうぞやしかときくなり 10-55

 

どのよふな事もしらんとゆハんよふ みな一れつにしこみたいから 10-56

 

にち/\に月日の心をもうにわ をゝくの人もむねのうちをば 10-57

 

この心どふしたならばわかるやら どふどはやくにこれをわけたい 10-58

 

せかいぢふしんぢつよりもむねのうち わかりたならば月日たのしみ 10-59

 

それからハ一れつなるのむねのうち わかりたならば月日それより 10-60

 

だん/\とにち/\心いさめかけ よふきづくめをみなにをしへて 10-61

 

せかいぢふをふくの人のむねのうち みなすましたる事であるなら 10-62

 

それよりも月日の心いさみでゝ どんな事でもみなをしゑるで 10-63

 

とのよふな事でも月日しんぢつに みな一れつにをしゑたいのや 10-64

 

しんぢつの心がほしい月日にわ どんな事でもしこみたいから 10-65

 

このはなしなにをしこむとをもうかな これからさきのよろづみちずじ 10-66

 

けふまでハなによの事もみへねども ひがちかづけばひろりみへるで 10-67

 

とのよふな事もやまいとをもうなよ なにかよろづば月日ていれや 10-68

 

月日よりにち/\心せきこんで どんなもよふをするやしれんで 10-69

 

せきこみもなにの事やらしろまいな かんろふだいのもよふばかりを 10-70

 

にち/\にみのうちさハりついらなら これハ月日のていりなるかよ 10-71

 

だん/\とみすますところせかいぢう きのどくなからもんくかへたい 10-72

 

しやんせよくちでなに事ゆうたとて たしかなしよこなくばいかんで 10-73

 

月日よりたいないよりも入こんで ぢうよぢざいのさしずしよこや 10-74

 

それゆへにいまゝでどこにない事を ばかりゆううてはじめかけるで 10-75

 

いまゝでもない事ばかりゆうのもな これも月日のみをしへやで 10-76

 

このたびのかんろふたいとゆうのもな これもいまゝでしらん事やで 10-77

 

どのよふな事をゆうのもみな月日 しらん事をばをしゑたいから 10-78

 

このやしきかんろふだいをすへるのハ にんけんはじめかけたしよこふ 10-79

 

なに事もみなこのとふりはちめかけ せかいぢううの心すまする 10-80

 

にち/\になんでもせかい一れつを いさめるもよふばかりするぞや 10-81

 

だん/\とせかいも心いさむなら りうけもろともみないさみでる 10-82

 

この心どふしていさむ事ならば 月日にんそくつれてゞるぞや 10-83

 

それまでにあゝちこふちとどのよふな はなしだん/\みなきくであろ 10-84

 

どのよふはなしきくのもみなさきい ゆうてあるぞやしやんしてみよ 10-85

 

月日にハなにをだん/\ゆハれると をもうてあろをさきのたのしみ 10-86

 

なに事も月日の心ををもうにわ にほんにこふきほしい事から 10-87

 

にほんにもこふきをたしかこしらへて それひろめたらからハまゝなり 10-88

 

そのはなしなんとをもふてみなのもの にほんのものハみなわが事や 10-89

 

それしらずなんとをもふて上たるハ むねがわからん月日さんねん 10-90

 

このところどのよなこふきしらるとも これハにほんのたからなるぞや 10-91

 

一れつの心さだめてしやんせよ はやくこふきをまつよふにせよ 10-92

 

しんぢつのこふきがでけた事ならば どんな事でも月日ひろめる 10-93

 

月日よりひりめをするとゆうたとて みなの心ハしよででけまい 10-94

 

それゆへにとりつきよりにしいかりと たのみをくからしよちしていよ 10-95

 

このひがらこくけんきたる事ならば なんど月日どこいゝくやら 10-96

 

にち/\にとりつぎの人しいかりと 心しづめてはやくかゝれよ 10-97

 

このみちハどふゆ事にみなものも をもているやら一寸にわからん 10-98

 

月日にハなんでもからでもしんぢつを 心しいかりとふりぬけるで 10-99

 

こもみちを上ゑんけたる事ならば ぢうよぢざいのはたらきをする 10-100

 

月日よりこのはたらきをしかけたら いかなこふてきたるとゆうても 10-101

 

心よりしんぢつハかりすみきりて とんな事でもをやにもたれる 10-102

 

このさきハせかへぢううハどこまでも  よふきづくめにみなしてかゝる 10-103

 

たん/\とこのみちすじのよふたいハ みなハが事とをもてしやんせ 10-104